今日は以前お見積りに行かせて頂きましたご依頼者様の木の伐採へ行ってきました。
かなり歴史の有る建物での芸能施設の大木伐採です。
前回の見積り記事
-
【伐採】8m級木の伐採へお見積りへ行ってきました。
今日はお客様から前日にお電話を頂いておりまして庭木の伐採のご依頼です。 雑草除去もありますのでお見積り出して頂けませんか? という事です。 200年の歴史と伝統ある老舗からのご依頼です。 お互い早朝の ...
続きを見る
大型案件の為、家守隊もピリピリ緊張感を持って取り組みました。
私の知る限りでは住宅街でのかつ敷地内庭木では最大級のサイズのはずです。
前日にはご依頼者様がお坊さんを呼んでお祈りと線香を焚いて、安全およびご苦労様と感謝の供養を済ませております。
私たちはその後到着して、お祈りをして作業です。
大木の伐採作業
4-6mの伐採
対象となる木は両サイド見えにくいですが3本です。
一つでもミスすると建物や塀は全壊する可能性があります。
細幹の木
先ずは一番小さい隣の木が真ん中の木に掛かってますのでこれを切ります。
塀の高さと地面までの距離を計算して駐車場側へ倒す計画で全て進めています。
一番小さい木でもかなりの重さです。
表から見るとこんな感じで塀を跨ぐように高い位置で受け口を作って後ろから追い口を入れていく高さで計算してます。
電線に当たる木
次は逆サイドの木ですが、道路沿いというのと電線に当たってますので革手で電線部分の枝をカット。
低く見えるかもですが6mあります。
これで明後日台風ですが安全です。
表から見るとこんな感じで、道路注意して倒していき完了です。
8mの巨大木の伐採
メインのシンボルツリーですが、ただ高いだけではなく横に広がっているタイプで家側に倒れたら確実損壊です。
まずは4m位置まで登って命綱結び目確保と枝切りをしていき足場を作っていきます。
足場の安定が庭側からだと難しいのですが、向こうへ倒したいので梯子はこちらからしかできません。
木の上だけでマンションのワンルーム位ありますのでその重量は相当です。
塀に引っかかりそうな部分は上でカットして、引き側はスタッフを3名入れます。
一人が道路誘導、二人が引きコントロール、私が受けを入れた後に追口残り10cm部分で声出し開始で倒します。
風の無いタイミングを確認してゆっくり追い口を深くしていきます。
「ミシッ!」という音と共にゆっくりと倒れて伐採。
高位置の為クサビは入れてませんが精密に受け口をカットしてロープで安全体制も確保して、怪我なく、建物損傷もなく無事に完了です。
あとは内側(庭内)の残り木部分もどんどんカットして完了です。
作業完了
伐採後はチェンソーで50cm程度にカットしてトラックへ積み込みです。
2tトラックは荷台高90cmと高く丸太部分で腰痛悪化するので急遽軽トラ追加。
丸太サイズは持ち上げる事が出来ないので3回に分けてウィンチを使用して軽トラへ。
特に伐採は死のリスクと建物損壊のリスクと隣り合わせな上に、とても体力が必要です。
今回は37℃の中での作業で、途中熱中症になりかけましたので体調管理の徹底も大事ですね。
それにしても毎年暑くなってませんか?💦
皆様も倒れない様に重々お気をつけて下さい!!!
最後にパシャリ! 綺麗ですね♪