今日は個人事業主様よりご相談を受けました。
木(もく)パレットの上にガンガンに野菜など乗せるらしいのですが、卸先がリフトのあるお店と無いお店があるそうです。
ご相談者さまも歳も取ったのでちょっと何かいいアイデア無い?
ということで、テスト!!!
なるほど確かにそういうパターンありますし、なによりパレットで仕訳けして動かせない状況は確かにしんどいですね。
という事で非現実的な事考えても脳内だけなので、現実的に自社でパレットを改造してテストです。
フォークリフトでも使用出来る台車
この時点で普通の脳みそならパレットを台車にするだけやん。
となりますが(私も)、スチールパレット台車ってめちゃくちゃ高いじゃないですか?
個人事業主で10台とか持ってる所自体ほぼ無いと思いますが、フォークリフトも絶対必要になるし、何より予算がぶっ飛ぶとの事です。
そりゃそうです、しかも木(もく)台車を今使用しているので全切替は補助金でもない限り無理かなと。
という事で、各々事情や要望がありますので木パレで考えてみますとご相談を持ち帰りました。
物は試しでテストする方が早い。
製作開始
ベースにパレットを使用。
重量車輪を固定。
コンパネをカット。
前面パネルは下から固定してみました。
後方パネルは上乗せ。
なので横長も板厚分引いて計算。
あとはひたすらカット。
柱は2×4(ツーバイフォー)or垂木(たるき)。
これまたひたすらカット。
4本造り、水平棒も作れば強度は更に上がります。
前面固定板とパレットをベースに組む。
両サイド。
全周コースレッドで固定。
ひっくり返してパレットと内側固定。
これで完成。
テスト感想
メリット:
- 規格サイズで超重量が載せれる。
- 車輪の設計位置と柱強度を変える事により積み重ねが可能。
- このままリフトでそのままでも、足場かけて押し上げしても軽トラに積める。(※下ろす時はめちゃくちゃ注意いる)
- 壊れても補修が簡単。
- 木(もく)特融の通気性あり。
- お年寄りでも軽い。
- 鉄カゴ台車の1/3コストで軽い。
デメリット:
- 折りたためないのでかさ張る。
- 荷台で暴れないように車輪ロックだけでなくラッシング必須となる。
- どうしても水系に弱い。
- 鉄カゴ台車のようなガツガツぶつけるような扱いは出来ない。
強度は4本柱で問題無いですが、水平棒orバッテン棒打てばもっと上がります。
当然フォークリフト使用は出来ます。
私は鉄屑入れとして使用して問題無いので野菜ならなお問題無し。0.5t位かな。
要はこれですね、リフトもOK、足場もOKと。
車両リフトは当然使用できますが、底脚ありのハンドリフトもいけます。
ついでにもう一つはオープンラックで造りましたが、これはこれで重たい荷物上まで持ち上げないで良いので、車積み込みなどせずに室内専用で便利です。
次回:大型パレット編へ続く
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参考【仕分けBOX製作② 】大型パレット兼台車をテスト製作しました。
前回のお客様リフト可能な移動台車のアイディア依頼からの第二弾です。 今回は大型でのテスト製作ですので、安全を考慮して車積み込み用などの前提ではありません。 前回依頼でのテストは小型ですが、今回は大型サ ...
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こんな家守隊アイディア下さい。