家守隊よりお知らせ!

ご自分でDIYでの生コン車配達注文する時のやり方と注意点をお知らせ!

今回記事はDIYブームに乗っかりDIYで生コン注文する方への参考になればと思います。

 

基本ベースはお近くのプラント会社を検索して直電するか建設会社や商社挟むかしかないと思いますが、昨今DIYが流行ってきて結構当たり前に生コン販売可能となってきています。

業者にしか卸してくれないプラントもありますのでご注意下さい。

必要な事は、「強度(同時にスランプ必須)・分量(リューベ単位)・配達場所・現地での受取り方

※プラント直接引取りに行く場合は-5000円~等会社により異なります。(取りに行く場合も製作時間が必要ですので前もった連絡が必要ですし、確実に車は汚れるので現地配達がお薦め)

 

他に途中までしか車が入れない時や、高台に必要な時は「ポンプ必要か?(+3~5万)・レール敷きなど(+1~5万)・道が狭いので小型の2t車で3往復」等々伝える必要があります。

注意点もありますので、早速見ていきましょう。

 

生コン車両サイズと種類と時間

種類は各プラントによりミキサー車・アジテーター車(ドラム入れ)だったりしますがいずれにせよ固まりにくいように練りながら、規定時間(1.5時間以内だったかな?)で運んでくれます。

生コン車のサイズ種類は以下の通り。

ポイント

  • 2t車・積載量0.8m3=m3車(リューべシャ)←持ってる会社が少ない
  • 3t車・積載量1.3m3
  • 4t車・積載量1.6m3=中型(ちゅうがた)←一般(多)
  • 5t車・積載量2.17m3
  • 8t車・積載量3.47m3
  • 10t車・積載量4.0m3=大型(おおがた)←一般
  • 11t車・積載量4.8m3

 

注文する時にはしっかり計算をして注文しないと、大きく余ると処分費もかかりますし手間も時間もかかります。

その時間についてですが、例えば道が広く多くの量が必要な場合は一度で大きく運べるので時間ロスが出来にくく塊がなるべく均一に出来ますが、道が狭くて空き車両がないパターンのい場合は複数台時間差で出しながら流しをしたりが必要で料金も上がりますし、時間勝負との搬入計画も必要となります。

一枚物コンクリ製作の場合は致命的ですが、綺麗にブロック割りするデザインにする事でゆっくり作業する事も出来ます。

一枚物の場合は生コンが途切れて打設に空き時間が生じると躯体工事が台無しとなります。

以上の事から打設計画によっては遠方は基本断られるはずです。

 

 

生コンクリートの基本材料

セメントペーストはセメント+水のシンプルな物です。

モルタルはセメント+水+砂(細骨材)を混ぜた物です。

生コンクリートは以下全て(又は一部)となります。

  • セメント(粉状態):大元材料
  • 水:分量により生コン粘度・強度を変更
  • 砕:石分量により生コン粘度・強度を変更
  • 砂:分量により生コン粘度・強度を変更
  • 空気:量分量により生コン粘度・強度を変更
  • AE材(混和剤):分量により生コン粘度・強度を変更

※水比率が低い程強度は上がりますが、スピードも必要になりますので混和剤などで柔らかくしたり、より硬化にしたり、耐熱にしたりなど品質を変更したりできます。

細かな配合は現場経験と感覚にて、非常に難しいのでコンクリート技士という資格もありますが、DIYでは必要無いでしょう。

ホームセンター等のインスタントセメントを使用する場合は非常に簡単になる代わりに割り高となりますが、やり方は取扱い説明書通りで可能となります。

 

 

強度

仕事現場で応用する人は資格を取って下さい。

設計基準強度の種類は10種類など様々ありますのでDIYでピザ釜など以外を考えてる人は、普通ポルトランドセメント「N」だけまずあれば充分です。

所謂ノーマルタイプ。

コンクリート呼び強度=圧縮強度は通常N/mm2(ニュートンパー平方ミリメートル)で、一般的に多い25N/mm2でいうと1mm2(1mm×1mmの面積)に25Nの荷重に耐えられる圧縮強度単位となります。

逆算すると分かりやすいですが、1㎝2あたり250kg、1m2あたりだと約2500tになります。

1m角のスペースに60kgの人が約41,666人乗っても耐えられるコンクリート強度ということになります。

1平方メートル地にそんな人乗れんし!

ただし均等プレス圧力と、点でハンマーを落とすみたいな瞬間衝撃では全く異なりますのであくまで参考程度に。

DIYではここまで求めないでしょう?ですので調整が可能です。

 

細かい事言うと更に更に長くなりますが、強度に関しては予定強度の少し高めで注文すると良いです。

 

 

料金

2023年平均すると1リューベ2~3万円位になると思われます。(10年前の倍の勢い)

※変動商品の為、地域差もかなりあります。(圧倒的に北海道が高い)

その他にポンプ車使用する場合は一気に金額が上がりますのでお見積りをしてもらってください。

レールを敷いてくれる場合も金額は上がりますが、ただ生コンを販売するだけのプラントもあればそこまで作業をセットしてくれる会社もあります。

2020年辺りからとめどなくグングン料金が上がっているようで、配合によって金額が全くと言って良い程変わってきますので即答できないはずです。

あれですね、昨日スーパーに行ってきましたがポテチが178円になってる感じ。

インフレ率・ジャガイモの価格・人件費により大きく左右されるのと同じで、20年前は同量で98円でしたからね。

 

それでは次は、以下の4点を聞いて料金を割り出してもらう必要があります。

 

 

注文内容4点

  • スランプ値(流動性):硬めが良ければ水を減らす=スランプ値が小さくなるので硬めになる。参考値15~18が一般的。
  • 呼び強度:圧縮強度の事で強力粉や各骨材配合により調整。=呼び強度が高くなる程硬めになる。21~25が一般的。

この二点を伝えればプラント側は判ってくれるはずですが、水セメント比骨剤の寸法まで伝えれたら完璧ですがこの二点は一旦不要。

※スランプ値は練り上げたときにどれだけ硬いか柔わらかさを判断する値で、呼び強度は混ぜて基準以上の強さが出るもの。

 

  • 配達場所:そのままの住所ですので、道幅や車両ルートを把握しておきましょう。
  • トリ・渡し方法:コンクリートの打設方法・受け渡し方法はネコやバケツ、シュート使用(流し込み)などがありますがどれにするかにより価格も変わりますし、会社によりどこまでしてくれるか異なりますので確認が必要です。

 

したがって注文の仕方は!

トゥルルル♪トゥルルル♪

プラント「はい、株式会社○○です。」

 

依頼主「生コン注文したいですので、配合は強度21Nでスランプ18で1リューベ程運んで下さい。」

依頼主「取りはネコ(車)となります。」

依頼主「日にちと時間は●●●で、運んでほしい住所は●●●です。(特殊地形や幅員狭小の場合はより詳細を)」

依頼主「これで金額出して下さい。」

 

プラント「わっかりました~!折り返し連絡します。」

 

これでOKです。

 

 

余談:DIY少量の場合

DIYオールマイティ値なら”車の乗る駐車場以外”なら21N-スランプ18位が価格も押えれて無難かなと思います。

当日、生コン車はせわしく早く帰りたいのが本音なので迅速だと喜ばれます。

バケツとかでトリをされると非常に遅いですよね(笑)、最低でも猫車の御準備を!

もう一つ、キャンセルは廃棄物となってしまいますので結構高いですのでご利用は計画的に!

 

 

是非、楽しんでやってみて下さいね!
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