今日は何をやっても絶対に開かないというタンスの引き出しを引き抜いて欲しいという事でお客様より依頼でした。
どこに電話して良いか分からず見ていただけませんか?という事で行ってまいりました。
症状としてはタンスの引き出しが20cmくらい開いたまま「押しても引いても」びくともしません。
この原因を探して解決していくお仕事です(^^;)
まずは何故こうなったかを聞き取り調査していきますが、「半年以上」使えずどうしようもできず前過ぎて記憶が曖昧という状況なのでハッキリとした状況が分かりませんとの事です。
一つ確実なのは「一番上の引き出し」と「他のどこかの引き出し」を衣替えついでで変更したそうです。
※要は一番上の棚を引き抜いて、どこかの引き出しを一番上に入れたら、押すことも引くこともできなくなりご臨終となったという事だけは確実ですとの事です。
市販のタンスと違いリフォームでの壁埋め込み式なので出来れば分解したくないですね。
なるほどですね、早速調査開始です。
開かずのタンス引き出し
確かに男の私の力でも思い切り押しても引いても一番上の引き出しだけ全く動きません。
右側は1cm程度グラグラ動くので、固定されてるのは左側と判明はしました。
ま~引き出しの精度が悪いだけでしょと思ってましたが違いました。
最初は違う場所の引き出しを入れてサイズ違いでガチガチに固定となったのかな?
と、思ったのですが違いますきちんとクリアランスがどの場所も5mm位ありました。
鏡入れて隙間から全て見るとこの引き出しの左側だけ、棚受けに付いてないといけないスライドシートが上の引き出し側に付いてます。
原因は絶対これですが、それ位で男の私でもビクともしない位まで固定されますかね?
やるしかないという事で万が一壊れても保証は出来ませんという許可を頂きまして体当たりで押し込みました。
する事10回目でやっと。本当にやっと💦バリバリっと抜けた💦 絶対おばあちゃんでは無理な力でした。
引き出しの受け側ベニヤがバリバリっと剥がれて着いてきてます。
しかも一部だけ。これだけでこんなにビクともしない位固くなるのかとこれは初めて感じた経験です。
とりあえずスライドシールを剥いで張り替えて作業完了ですね。
あとは原因と何故こうなったかの追究です。
原因追及
タンス受け側をみると全ての段の端にスライドシールが張られてますが、一番上の段だけ着いて無く30cm近く粘着だけの状態になってました。
という事ならタンス側に付いてるスライドシールが必ず入れ替えたどこかの引き出しの下に付いてるはずですが、全ての引き出しの下を見てもどこにも付いてません。
で、ここまでの状況を現場で見たらタンス側の「スライドシートが剥がれかけていたので捨てた」というのを思い出したそうです。^^;💦
「それです!!!!」
原因といきさつの答えは正にそれです。
けど一つだけ疑問はありますが。
シートを剥いでも良いですが、剥ぐなら粘着もしっかり落とさないといけません。
疑問としてはそれだけで男の私でもビクともしない程ここまでガッチリと引っ付くか?なんですよね。
けどそれ以外原因は考えれませんので、無事解決して作業完了となります。
料金目安:軽作業料金適用
- 10分:400円(出張費1.200円)
※材料・部品は各自ご用意ください。
※工具等はご要望あらば持って行きます。
こんなくらしの家守隊よろしくお願いいたします。