お盆シーズンです。
今日は筑豊は飯塚の大日寺に行ってきました!
お墓掃除には通常洗浄と5年コーティングのどちらかをしてます。
移動を除いた洗浄目安時間・料金は専有面積・墓石大きさによりますが平均約4時間です。(コーティングは夏以外の1日作業です)
霊園などのように水道があるかどうかによっても料金は変わります。
参考:コーティングについて
※「コーティングは夏にはできません」ので、霊場の様に水確保できる場所と山奥の集落墓地のように水確保できない場所なんかによっても出来る事は変わりますので条件判断も必要です。
特に御自信でコーティングする場合は夏は避けて春か秋か冬にしましょう。
花崗岩 ・ 閃緑岩 ・ 斑レイ岩 ・ 安山岩、家守隊では耐候・耐紫外線のフッ素シリコンコーティングです。
高級フライパンや高級車でも使用するような長持ち度の高いコーティングでガラス系よりも1.3倍以上強く長持ちします。
毎年掃除する人やコーティング手入れ方法を知ってる人はピカピカに満足度の高いガラス・グロスセラミックコーティング等をお薦めしたりもします。
ですが、毎年掃除する人からの依頼はほぼありません。
今回は洗浄掃除ですので、朝の準備確認OK。
花崗岩との事なので、大理石には使用できない専用洗剤も忘れずに!!
墓石・占有地の洗浄方法
草むしり
まずは占有面積地の草毟りをしますので、上から行きがちですが下からです。
必ず刈りではなく毟りです。
シリコンコーキング劣化の間から必ずと言っていい位雑草は生えてきますのでこれらを全て毟り取ります。
占有地で無くても両となりの境界辺りはしておいた方が良いです。
水垢・汚れ洗浄
水垢・コケの溜まりやすい箇所
良く見てコーキング剤を貼ってない物は動かして洗えるようになってますので、移動させて洗浄します。
他には水抜き穴周辺は必ず汚れますし、線香立て・花立てもコケとカビが多く発生します。
水垢・タール系・他(砂・花粉・虫死骸など)を綺麗に掃除していきます。
基本油系汚れはありませんので弊社ではコーティング剤を傷つけない様アルカリ系ではなく弱酸性系で綺麗に洗浄します。
墓石は考えられていてわざと傾斜を付けて接地されたり、雨水を流す導線を作る為の水抜き穴が至る所に存在します。
その周辺は必ずカビ・水垢・コケなどがありますのでしっかり綺麗にします。
ブラシは弊社のこだわりですがコーティングを剥がないように、弱酸性専用洗剤+水洗い / ナイロン→ウェス→豚毛→馬毛(又は羊毛)の順で綺麗に洗っていきます。
汚れの場所・度合い・物質により判断してポリッシャーまたは#1000番より上の番手で溶剤無しにて具合をみながらコーディング剤を剥がさないように汚れを削り落としていきます。
上述したようにこの墓石の傾斜や水抜き位置から水垢やコケの溜まりやすい場所は以下です。
しっかり取っていきます。
特に傘の下部分を覗くと良く分かります。
ここは必ずしておかないと広がりますのでしっかりピカピカに。
墓標色あせ修正作業|※夏でも依頼可能
コーティングは夏以外の作業と冒頭で書いてますが、掘り文字は表面積の関係+奥行で影があるため夏でも可能です。
10年レベルで何もしないとトップコートはされてますがインキは色あせおよびコーティング劣化していきます。
よ~く見ると、掘りの天側にコケがガッツリこびりついてるのがわかりますか?
名文字の色=霊の強さという宗派もある位大事な作業をしていきます。(※弊社も私も無宗派ですのであしからず)
コケを全て取り除き、可能な限り固まった劣化インキも全て剥いでから、専用顔料インキと専用筆で作業していきます。
トップコートが乾ききってませんので若干出来上がりが白身を感じますが完全に乾くとしっかりとした黒となります。
最後は文字部分にトップコートをして耐久性も抜群にアップします。
夫婦で同じお墓に入り、夫婦様どちらかが入られてる場合どちらかご存命されてる方が朱色ですが、いずれは黒色文字となります。
この色入れ作業は可能ですが出来ればお付き合いの宗派のお寺様によっての依頼でする方が良いかもしれませんがお客様にお任せしております。
墓石洗浄作業全行程完了
開始報告がAM9:30、ピカピカにして完了報告をお送りしましたのが13:25でした。
放っておくと広がる傘下のコケもスッキリ。
むすめ様が来られた時の為に花立、線香立てもしっかりカビ・コケ取りしておきます。
※ご自身で来る事が出来ない場合、ご要望にて生花立てと線香も致します。
文字色もばっちり新品の様な黒に、水垢は90%までは完全に取り、これ以降はコーティングを傷つける恐れもありますので状況判断します。
参考:墓石洗浄 + コーティングの場合
今回は関係ありませんが、参考になるかもしれませんので書いておきます。
洗浄剤も真逆になり弱アルカリに切り替えて劣化したコーティングも落としていきます。
強アルカリ溶剤が使用出来ないのは墓石共通です。
作業も三段回と「お盆のような夏の場合」は5分以内に仕上げる必要が有るため、全体一気にはできず一面づつのスピード作業が必須となりますので、夏は無理です。(バラシて持ち帰って良ければ屋内にて可能ですが)
コーティングの場合はポリッシャーを使用します。
ただしスピード作業といっても3000回転/分など高速使用せず慌てず800回転以下で丁寧に一面づつのかなり大変な迅速作業となります。
初期または前コーティング剤の上に付着してるので中の石は傷んでませんが、経年により固着して浸食していくこともありますので出来るなら毎年水洗いだけでも良いのでしてあげる事が一番の理想です。
ただし石にも元来の精錬艶というのがありまして10年何も手入れしてない人とかはど~しても褪せてます。
物質とはそういうものです。
コーティング希望の場合シリコンオフ不要のアルカリ系で作業して、最後に中和剤作業をして空拭き。
墓石はデリケートですのでバフかけには経験が必要です。
墓石にコンパウント(研磨溶剤)は必要・不要論を聞きますが基本的には塗装という概念は墓石にはありませんので不要です。
ただし上記した付着物などの浸透具合や墓石欠けなどがある場合によっては必要となってくる事もありますので、一概に絶対不要とは弊社では言いません。
これをシングルポリッシャーで綺麗に出来るのは家守隊では社長しかいませんので赤レンジャー社長が行います。
初心者の人でご自身でする人は、やり方次第では最初より酷い傷・コーティング状態となりますのでムラ・磨き傷・バフ目・焼き付きなど避ける為に、最初は満足いかなくても「手」またはポリッシャーでも「ギアアクションやダブルアクション」をお薦めします。
ご依頼あらばくらしの家守隊よろしくお願いいたします。
料金目安:お墓掃除
- 洗浄:18.000円~
- コーティング:40.000円~
※場所・お墓サイズにより異なりますのでご一報時にお伝えください。
こんなくらしの家守隊よろしくお願いいたします。