今日はお庭掃除ミカンの木の抜根作業してきました。
木の抜根は「チェーンブロック使えない場所」では本当に大変ですよね。
こればかりはしたことある人しか分からないですよね^^;
安易にチェーンブロックを使えない場所とは?
極所・小山テッペン・超傾斜・配管上樹木の場所などとなります。
という事で忘れ物無いように早速行ってきましたが、今回の持込工具などです。
※4本の抜根作業があるとのですが、ご依頼主様曰くお母様が勝手に植えた木で先月に「パイプ掃除業者さんにこの木を抜かないとパイプに当たって破壊しますよ」と言われたとの事で相談及びご依頼頂きました。
木の抜根作業
まずはチェンソー等で木のカットしておきます。
それでは根っこ部分を抜いていきます。
場所①:ブロック塀沿い
ブロック沿いなどは、これは素人でも出来ますのでDIYでもしてみて下さい^^
木を切り、土を柔らかくしてあげます。
スコップで周りから掘り出して。
しっかりと抜根します。
小さな木の場合は根もそこまで這っていません。
場所②:配管・枡横へは木を絶対に植えないで!!!
さて、残り3本ですが配管清掃業者さんの話を聞いてましたので図面の確認させてもらいました。
「見事に配管部に、しかも沿って植えられてるので気を付けて下さい」との事。
これは皆さんお気をつけ下さい。
そもそも配管隣に木を植えてはいけませんので、それこそ深さ20cm以下は掘る事も木を植える事に関してもお気を付けください。
芝生やお花はOKです!
抜根の方法は木に対して横向きにスコップを挿して円を描くように掘ります。
配管横に関しては縦入れせずに斜め向きに少しづつ作業が必要です。
配管清掃業者さんの言う通り案の定。。。
配管①②の間を2本の根が間を通り、配管を根が下側から破いてジワジワ水が出ています。
※こうなると抜根作業ではなく他の確認と配管修理が必要ですので一気に高額になりますので、「木を植える際は重々にご注意下さい!ではなくここに植えたらダメです!」。
違うカメラで上から見ると綺麗ですが、矢印の地中下側辺りから水がじわじわ僅かですが上がってきていて、この辺だけ土が水っぽいの分かりますかね。
配管破損についてですが木を植えたお母様曰く、「根は障害物を避けながら這うので大丈夫」とご依頼主様は言われたそうですが草やお花はそうですが、木の根はそんなことありませんよ!
注意ポイント
木の根の場合配管傍にあると先から貫通しなくても、太く成長する過程でジワジワと圧力で横押しします。
それによりずれが生じるのと菅が太い根が有る一方向固定されますので、地震などでそこだけ固定されてるので他の横揺れを逃がす部分との境目に亀裂などが起きやすくなります。(特に塩ビ系は寒さに弱いので冬の地震時に起きやすい)
さらに次の木へ!
あああ~パイプ業者さんの言う通り、先程同様根っこが塩ビ管下を通って、押し上げられ見事にグルンと一周割れてズレています。
もう抜根作業どころでは無いですね。
最後の木も同様に抜いていきますが、配管の枡蓋の真横に木を植えたみたいです(汗)
が、ここだけ割れも無くうまくかわされてましたのでしっかり完了。
黄色〇部分が枡蓋です。
いや~💦
結局4本中2本だけが簡単に抜くことが出来ますが、配管の下を通りかつ、下から破いてますので垂直ホイストで引き抜く事も出来ません。
ホイスト使うと配管事持ち上げて大事になるでしょう。
排管を破いている以上、ここからは特殊と言えば特殊ですので家主さんと相談して決めてもらいます。
配管工事も可能ですがこういう場合はいずれにせよ高額になりますので、絶対に木を配管部分に植えないで下さい!
分からない場合は植えないで、一戸建ての場合植えて良い場所に綺麗にお庭の様な感じで囲ってあったり土質が異なったりしてますのでご相談して下さい。
追記:排管交換工事の追加依頼と特殊抜根
この位置関係の場合ショベルがもう使えませんので”スコップ”で地道にするしかありません。
引っこ抜きも排管持ち上げるので禁止です。
通常の5倍位時間かかりますのでご相談して少し追加となります。
という事で更に掘削で1m近くとなりますので危険過ぎますが慎重に慎重を重ねて掘ります。
要は通常の植木場所なら何でもない事も排管マタギの場所だと協議した上でご要望に応えます。
この親玉は位置・絡み方・大きさ共に相当ヤバかったですね。。。
こ。。。腰が砕けそうです。。。
これがどれほど大変な作業かはご想像にお任せします!!!
料金目安:抜根作業
- ミニマム小型3000円~中型30.000円/本(大型は要相談)
木のサイズにより料金は異なりますので是非ご連絡下さい。
こんなくらしの家守隊よろしくお願いいたします。
